磯部温泉の歩み 1
磯部温泉誌に沿って磯部温泉の歩みをお伝えしようと思います。
何しろこの温泉水は磯部せんべいにとって
切っても切れない大事な天の恵みですから・・・
天明三年(1783年)7月7日 浅間山が大噴火し
各地降灰により被害が甚大だったとされています。
噴火の時の圧力で新しく噴出したのが
現在の源泉といわれています。
古い地名でこの辺りは塩ノ窪と呼ばれていたそうです。
温泉の成り立ちと関係があるのかな?
その後1800年代になると
ささやかな銭湯のようなものが建てられ
近隣の人々の入浴の便をはかったといわれます。
温泉の効能は創傷、打撲などの外傷に利くものとされ
特に馬の脚の疾病にも効果があったようで
直に脚をつけて湯治したとか・・・
かつての磯部温泉地付近は一面田んぼだったそうですから
付近の農家の人々もお馬さんも一緒に
その効能にあずかったということでしょうか!
2021年06月13日